副業にも最適!Pythonで作るWebアプリの始め方とおすすめフレームワーク3選|mijicaフリーランス

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副業にも最適!Pythonで作るWebアプリの始め方とおすすめフレームワーク3選

公開日:2025/06/22最終更新日:2025/06/26

1.はじめに:PythonでWeb開発が注目される理由

Pythonは、AIやデータ分析だけでなく、実はWeb開発にも非常に適した言語です。文法がシンプルで学習コストが低く、モダンなフレームワークも豊富。初心者でも比較的スムーズに動的なWebサイトを構築できます。

近年では、ノーコードツールやWebアプリ構築ツールも進化していますが、自分で柔軟にカスタマイズしたい、本格的なサービスをつくりたいという方には、やはりコードベースの開発が必要です。

特にフリーランスとしての独立を目指すエンジニアや、副業でのサービス開発を検討している方にとって、Pythonは「短期間で成果が出せる開発言語」として魅力的です。

この記事では、Pythonを使ってWebサイトを作る方法や必要なフレームワーク、代表的な機能実装、公開手順までを網羅的に解説します。

2.PythonでWebサイトを作るには?基本構成と流れ

PythonでWebサイトを構築するには、以下のような流れで進めます。

  1. フレームワークを選定(FlaskやDjangoなど)

  2. HTMLテンプレートとルーティングを構築

  3. データベースとの連携(SQLiteやPostgreSQLなど)

  4. ローカルで動作確認

  5. デプロイ(Heroku、Render、Vercelなど)

必要な知識は、以下のような領域です:

  • Pythonの基本文法

  • HTML/CSSの基礎

  • Webの基本構造(リクエストとレスポンス)

  • Git・仮想環境・パッケージ管理(pipなど)

  • サーバーやデプロイの基礎知識

また、フロントエンドとの連携(JavaScriptやAPIの活用)を組み合わせることで、よりインタラクティブなサービスの構築も可能になります。

3.フレームワークの比較:Flask、Django、FastAPI

Pythonには複数のWebフレームワークがありますが、代表的な3つを比較します。

Flask

  • 軽量かつシンプル。最小構成で始められる

  • 自由度が高く、構成を自分で決めたい人向け

  • 学習用・個人プロジェクトに最適

Flaskは、1ファイルでも完結するほどコンパクトな設計が可能で、公式ドキュメントも充実しており、初心者の学習にも向いています。一方で、機能が足りない場合は拡張ライブラリを導入する必要があります。

簡単なFlaskアプリの例:

from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route('/')

def hello():

return "Hello, Flask!"

if __name__ == '__main__':

app.run(debug=True)

Django

  • 機能が豊富で管理画面も自動生成

  • 認証・ORM・URLルーティングなどが内蔵

  • 本格的なWebサービス構築に向いている

Djangoは「バッテリー同梱」型フレームワークと呼ばれ、必要な機能がすべて最初から揃っています。中規模以上のWebサービス、ECサイト、ブログサービスなどに多く利用されています。

Djangoのモデル定義例:

from django.db import models

class Post(models.Model):

title = models.CharField(max_length=200)

content = models.TextField()

created_at = models.DateTimeField(auto_now_add=True)

FastAPI

  • APIベースのWebアプリケーションに強い

  • 非同期処理や型チェックが標準対応

  • モダンな設計でスピードも高速

FastAPIは、Python 3.6以降の型ヒントを活用し、開発と同時に自動的にOpenAPIドキュメントも生成してくれるため、API設計と実装のスピードを両立できます。Webサイトというよりは、APIサービスやマイクロサービスに向いています。

FastAPIの例:

from fastapi import FastAPI

app = FastAPI()

@app.get("/")

def read_root():

return {"message": "Hello FastAPI"}

4.よく使うライブラリ・拡張機能

テンプレートエンジン:Jinja2(Flask/Django)

Jinja2は、PythonベースのHTMLテンプレートエンジンで、動的にHTMLを生成する際に非常に便利です。ループや条件分岐など、テンプレート内でのロジックを簡潔に記述できます。

データベース操作:SQLAlchemy, Django ORM

SQLAlchemyはFlaskなどで使われるORM(Object Relational Mapper)で、Pythonのクラスを通じてSQLデータベースとやり取りできます。Djangoにも専用のORMがあり、モデル定義によってテーブルの生成やバリデーションも行えます。

CSS・UI支援:Bootstrap, Tailwind CSS

FlaskやDjangoと組み合わせることで、CSSの知識が少なくても、レスポンシブ対応のきれいなUIを構築できます。Bootstrapはコンポーネントが豊富で、Tailwindはカスタマイズ性が高いです。

その他

  • dotenv :環境変数の管理(APIキーやDBパスワード)

  • WTForms :HTMLフォームのバリデーションと管理

  • Celery :メール送信などのバックグラウンドタスク処理

5.サンプル構成:掲示板アプリを作るなら

例:Flaskでシンプルな掲示板を作る構成

  • /app.py:ルーティングと処理を記述

  • /templates/:HTMLテンプレート(Jinja2)

  • /static/:CSSや画像

  • db.sqlite3:SQLiteで投稿内容を保存

主要機能:

  • 投稿一覧の表示

  • 投稿フォームからの登録

  • 削除・編集機能

  • 日付や投稿者名の表示

Flaskルーティングの一例(投稿の追加処理):

from flask import Flask, request, render_template, redirect

app = Flask(__name__)

posts = []

@app.route('/')

def index():

return render_template('index.html', posts=posts)

@app.route('/add', methods=['POST'])

def add():

content = request.form['content']

posts.append(content)

return redirect('/')

6.デプロイ:公開するには?

Heroku(初心者向け・無料枠あり)

  • GitHub連携が可能

  • 環境変数の管理がGUIで可能

  • requirements.txtとProcfileの用意が必要

Render / Vercel

  • 自動デプロイも対応

  • フロント+API構成に向いている

  • FlaskやDjangoに対応したテンプレートも用意されている

また、DockerやAWSを使った本格的なデプロイにもPythonは適応していますが、まずはシンプルな無料サービスから始めるのがおすすめです。

7.よくある質問とつまずきポイント

Q1:HTMLが表示されない

→ templatesディレクトリのパス指定を確認。Flaskではrender_template()で読み込む

Q2:ローカルでは動くのに本番で動かない

→ 環境変数やパスの指定に注意。デプロイ先でのログ確認が重要

Q3:DBの内容が保存されない

→ commit処理を忘れている、SQLiteファイルの保存場所が違う、などの可能性

Q4:404や500のエラーが頻発する

→ デバッグモードをONにして、エラーメッセージを正確に把握することが第一歩

8.まとめ:PythonでWebサービスを始めてみよう

PythonはWebアプリケーション開発にも強い言語で、初学者でも取り組みやすい環境が整っています。特にFlaskやDjangoは、学びながら実際に成果物が作れるため、学習効果も高いです。

まずは1ページだけのWebアプリでもOK。小さく始めて、少しずつ機能を拡張していきましょう。副業や週末起業の足がかりとして、自作のWebサービスを公開するのは、大きな自信と実績になります。

「自分のサービスを公開してみたい」「ポートフォリオを作りたい」「副収入を得る仕組みを持ちたい」——そんな方にとって、PythonでのWeb開発は現実的かつ魅力的な選択肢です。

この記事が、あなたの「Python × Web開発」への第一歩となることを願っています。

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